この手の世間の行事に全く関係ない生活を送っている私ですが・・・
なんと、今年はゴールデンウィーク中にレッスン予約がほとんど入らないという奇跡がおきました!
40人以上いる生徒がほぼ予約を入れないなんて、きっと神様がまじめなギター講師を憐れんで、最後に送ったプレゼントに違いない・・・
ああ、パトラッシュ・・・何だか眠いよ・・・
てな訳で、5/2から、6日までの間は、用事がない限り先生は教室におりませんので、ご用の方はメールにてご連絡下さいますようお願いいたします。
E-mail frevo-music@mirror.ocn.ne.jp
今度はフラットファイブコードです。
フラットファイブコードとは、オーギュメントコードとは逆に、5thが♭したコードです。
オーギュメントコードが、主にマイナースケールの変化に由来して現れる特異なコードであるのに対して、フラットファイブコードは、ナチュラルマイナー(=メジャースケールですが)に自然に含まれるコードですので、マイナー系コード進行の中に頻出します。
コード表記は○m7(♭5)、あるいは○m7(-5)が一般的ですが、○に/(斜め線)を書いた記号で表すこともあります(○φ)。この場合、読み方は「ハーフディミニッシュ」です。特にジャズ系の譜面に出てくる表記ですが、手早く書けるので、その場でコード進行を記入する時などはいいですが、「ハーフディミニッシュ」とわざわざ捉える理由が特に無いため、この表記に疑問を持つ人も多いようです。
ちなみに三和音の場合○(-5)、○(♭5)という表記になりますが、あまり見かける事はありません。
また、理屈の上では○mM7(-5)や、○M7(-5)も考えられますが、様々な理由から、これらの表記が使われる事もほとんどありません。
構成音の確認です。
Cm7(-5)の場合で考えると
ド ♭ミ ♭ソ ♭シ
となります。ちなみに臨時記号を伴わないで現れるとき、構成音は
シ レ ファ ラ
です。
まずは自然なマイナー進行のパターンから、フラットファイブコードに馴染んでいって下さい。
まずはオーギュメントコードから。
○M7,○7といったメジャー系のコードに使われる変化で、5thが♯したコードです。コード表記は通常○(aug)7と書く事が多いですが、○7(+)や○+7といった表記も見かけます。コード表記はきちんとした基準がなく、人それぞれ、国によっても違うので、洋書のコード表記などには注意して下さい。
続いて構成音の確認です。
CM7(aug)で考えると
ド ミ ソ♯ シ
になります。
実際にはaugコードは○7コードの変化形として現れることがほとんどなので、まずは7thコードの5thを♯して、その響きを覚えましょう。
買っちゃった・・・
何がって?
きまってますがな。
ギターどす。
福岡にパルコがオープンしましーて、そこに関東ではおなじみのイシバシ楽器さんが入ったのです。
ふ~ん、ってな感じで聞いておりましたら、
「中古がけっこうありましたよ」
という情報が。
私はギターはほぼ中古で買うので(傷とか気にならず、状態などもチェックできるなら、ギターは中古がお勧めです)、俄然興味が湧いて、オープン間もない人ごみをかき分けていってきました。
現在福岡には中古を扱うお店が少ないのですが、確かにイシバシ楽器さん、中々の品ぞろえ。
で、
あれやこれや試奏した結果、今回手に入れたのは・・・
レスポール
スタンダードなギターが欲しかったのと、値段の割にいい音の「掘り出し物」の一本があったので。
傷はそこそこ入ってて、今までかなりライブで使われて来た感じですが、ネックやフレッも全然問題なく、とにかく同レベルのレスポールとは音がちがいました。
まあ、値段もけっこうしましたが・・・
頑張って働こう・・・。
いずれヒマがあれば、愛しのレスポールの写真もアップしたいと思います。
エレキクラスの皆さんは、いい機会だから弾いてみて~。
四和音とは、三和音の上にもう一つ音を積み重ねて出来た和音です。
和音は基本的に、一つ音を飛ばした奇数度の音の積み重ねになります。
三和音でいえば1度+3度+5度でした。
この法則に従って四和音を考えると、1度+3度+5度+7度になります。
しかし、実際のプレイでは7度ではなく6度が入る「シックス系」のコードも使います(ちなみに6度の音と7度の音が一つのコードに混在する場合、6度はテンション「13th」という扱いになります)
また、7度には、3度と同様に長7度、短7度がありますが、3度の場合とは逆に、長7度に「メジャーセブンス(M7th)」と「M」のマークをつけ、短7度を単に「セブンス(7th)」と表記します。これは分かりにくいかもしれませんが、コードを書き表すときに、3度がメジャーなのか、7度がメジャーなのか?といった混乱が生じないようにこうなっています。
ちなみに6thは四和音としてコードに入る場合、普通m6thは使いません。
つまり、コード表記の中に「m」があれば3度がマイナー。「M」があれば7度がメジャーという事です。
以上を表にまとめると、以下のようになります。
四和音
メジャーセブンス ルート+M3rd+P5th+M7th=○M7
マイナーメジャーセブンス ルート+m3rd+P5th+M7th=○mM7
セブンス ルート+M3rd+P5th+7th=○7
マイナーセブンス ルート+m3rd+P5th+7th=○m7
シックス ルート+M3rd+P5th+M6th=○6
マイナーシックス ルート+m3rd+P5th+6th=○m6
前回説明したように、三和音とは「ルート」「3度」「5度」の三つの音で出来ています。
さて、ここで思い出して頂きたい事があります。
音程の回で説明した、「長」「短」「増」「減」の話です。
簡単におさらいすると、3度は「長3度」「短3度」の二種類があり、完全5度は「増5度」「減5度」に変化する、という話でした。
(増3度、減3度はコードでは3度の役割を失うので使いません。それぞれ、「SUS4」「SUS2」という扱いになります)
この変化を踏まえてできる代表的な三和音を表にしてみます。
長三和音・・・ルート+長3度+完全5度
短三和音・・・ルート+短3度+完全5度
増三和音・・・ルート+長3度+増5度
減三和音・・・ルート+短3度+減5度
以上のような組み合わせになります。
三和音の場合、「長3度+減5度」や「短3度+増5度」はあまり見かけません。
これには、半音で音がぶつかってしまう等の問題があるからですが、単純に「役に立つ」和音にならないために使われていないと思ってもらって大丈夫だと思います。